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転移を起こした場合の癌に対する治療効果は、転移を起こさなかった場合に比べて低くなる。46年間の1589人の乳癌患者の初回診断から治療まで追跡した研究によると、10
mm未満のサイズの原発性の癌組織ですら22%の転移を起こし、サイズが大きくなるほど転移の可能性が高まる。従って、癌の治療にとって癌の診断は抗癌効果の鍵となる。 MRI機器は、非侵襲(放射線の影響がないことなど)であり、全身への使用が可能であり、癌診断の決め手となる。しかし、MRI機器だけで癌の診断を行うことは困難であるので、癌に対するMRI診断薬は必須である。従来のMRI診断薬は、全身の癌を診断することはできていません。
当社の癌の高分子ポリマーミセルMRI造影剤は、MRI機器で原発性、再発性あるいは転移性の癌の可能性が疑われた患者において全身の癌を診断することができ、癌の治療に有効となります。
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上図は、the Biology of Cancer, Robert A. Weinbergの図が使われた。
癌の早期発見と早期治療は理想であるが、しばしば限界があることがある。たとえ発見しても既に転移をしている転移しやすい癌に対する治療も必須となる。
当社の難治性癌/転移性癌に対する治療薬は、転移を起こしやすい癌細胞が発現する受容体や癌細胞が転移能を獲得したときに発現する受容体に選択的に相互作用するリガンドを付けたナノ製剤であり、ナノサイズであることによる癌組織周辺へのパッシブターゲティング(受動標的性)に加え、癌細胞に対するアクティブターゲッティング(能動標的性)の機能が加わり、確実に原発性と転移性の両方の癌細胞への標的治療が可能となることが期待されます。 |
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ナノ製品は、ナノ材料、ナノ食品、ナノ化粧品およびナノ医薬品に分類される。当社は、以下のパイプラインを持っている。
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