ナノシオン株式会社

五十嵐永喜

　
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2008年

ナノ医薬品およびナノ製品の研究開発

ヘキスト・マリオン・ルセル(株)（現在のサノフィ(株)）で毒性分野の研究およびプロジェクト管理を経験し、ナノキャリア(株)でナノ医薬品の有効性・安全性の評価に関する研究・開発を経験した（Igarashi, 2008, Toxicol. Appl. Pharmacol., 229:121-134を参照）。ナノシオン(株)を設立した。独立行政法人　産業技術総合研究所においてナノ粒子の生物医学的調査を行い。2015年、CRC Press社からすべてのナノ科学者のための教科書（Igarashi, 2015, Nanomedicines and Nanoproducts）を出版した。

当社は、「従来の技術では達成されていない癌治療領域において、ナノテクノロジーを利用した新規薬物送達システムにより、診断・治療・緩和ケアの３つの分野で癌に対する医学的価値の高い有益な新規医療を実現する」ことを事業ミッション・経営理念として掲げています。

ナノシオン（NANOSION）は、ナノテクノロジー医薬品の成功の鍵となる三つの重要な用語（サイズ、形および電荷）を組み合わせて命名された。血管の選択性に関係する、ナノサイズを意味するNano、形に関係するShapeのS、電荷に関係するIonを組み合わせ、ナノシオンNANOSIONとしました。